2010年07月08日

ペットが健康になるために正解はない!


 久しぶりの日記なのにちょっと毒吐くかもしれません。

 「夜は人を感情的にさせる」ようで、

 ブログを夜書かないほうがよい

 とのアドバイスを受けたにもかかわらず、
 聖なる?七夕の夜に書いちゃってます。

 
 先月末、ペット食育協会の准指導士養成講座があったので
 新大阪まで行ってまいりました。

 指導士向けの講座のため、講師は協会会長の須崎先生です。


 ペット食育協会では、一般の飼い主さん向けの講座から
 指導士を目指す方向けの講座までありますが、

 ペット食育指導士は、一般の飼い主さんにお教えする立場ですので、
 一年毎の更新制となっており、定められたカリキュラムを受講し
 常に最新の情報を学びます。


 私達が取り扱う情報は、ペットの健康に関わる情報ですので
 一度学んだら終わり、資格を取ったら終わり、というものではありません。


 多くのペットに健康でいて欲しい! という思いと

 病気の子を増やさない! という目的があるので

 ある特定の手段には固執しませんし(例えば手作り食とか(笑))

 ●●はゼッタイダメ!(たとえばドライフードとか(笑))

 犬に○○は絶対に必要!(たとえば特定のサプリメントとか(笑))

 とかは言いません。


 その子とその飼い主さんに合った方法の選択肢を見つける
 お手伝いができるよう、日々学んでおります。

 だから、

 ペットが健康になるために○○が正解で●●は不正解

 などとは申しません。

 
 現時点で●●はやめておいたほうがよいかも

 と申し上げることはあるかもしれませんが、
 言ったからと言って、決めるのも実行するのも飼い主さんです。


 飼い主さんが本当にどうしたいか

 ということを念頭において、それに合ったお話をさせていただきます。


 
 私の場合、職業上多くのご相談やご質問をいただきますが、

 ほとんどの飼い主さんの本当の目標は、

 うちの子を健康にする

 ということです。


 でも、あふれる巷のウワサに触れる機会が多いからか、

 ●●を食べさせなきゃ!
 ○○は犬に食べさせちゃいけないんだ!
 犬の食事は××でないと!
 猫の食事は△△でないと!

 
 など、本来の目標とかけはなれ、

 ●●を含んだ完璧な食事を与える
 ○○を使わずに完璧な食事を与える


 という目的にこだわってしまうようです。



 そもそも、完璧な食事なんて摂ろうと思えば
 毎食宇宙食のようなものになってしまうと思います。
 (それでも完璧かどうかはわからないでしょう)

 食事を摂る側(ペット)の体調は刻々と変化するわけですから
 今この瞬間完璧であったとしても、明日完璧である保障はありません。

 だったら、

 完璧を求めることに意味があるのか?
 正解を求めることに意味があるのか?


 犬といっても、小型から大型までいろんな犬種があります。
 同じ犬種でも環境によってみんな違います。
 

 私達人だって同じです。

 「ヒト」という種類で区別され、日本人やアジア人で区別され
 
 ヒトは○○
 日本人は●●


 というくくりで物事を判断されるのはいかがでしょう?

 あてはまらないことがたくさん出てきます。


 犬や猫だって同じです。

 同じ犬や猫でも、子供のころと成犬成猫になってからは違って当たり前、
 昨日と今日が違って当たり前です。

 このことがわかればよその子と比べることもありません。
 はじめから違いますから。


 腎臓病の子にはどんな食材がいいですか?
 皮膚病の子にはどんな食材がいいですか?
 心臓の悪い子に●●を食べさせてもいいですか?


 というご質問をいただくことも多いのですが、
 ごく一般的なことをお答えすることはできても
 そこに飼い主さんが求めている答えはないかもしれません。

 
 ペットが健康になるために●●!

 という答えはなく、

 食事だけにとどまらない、
 今、その子にあったアプローチが必要


 てなことを、ペット食育指導士養成講座で学び、あらためて思いました。

 
 食育の域、ペットの枠をはるかに超えている気がしますが、
 健康になるという目標があれば、枠とかなんとか言ってられませんよね。

 なんといっても私の座右の銘は

 「目標が決まれば方法は無限大!」ですから(笑)

 視点を変えれば「手段は選ばない」・・・(爆)
 そんな極悪人ではございません!


 ということで、これからも目先だけでなく先々まで役に立つ情報を
 お届けしていけるよう勉強します。

 と何気に自分にプレッシャー・・・(汗)  


Posted by ゆき@ワンごはん at 00:26Comments(0)食育